広島市民として空港行政を考える

 私の地元、広島市西区にある飛行場が”西飛行場”と呼ばれるようになってから久しくなりましたが、今もなお廃止の議論が続いております。 考えは様々と思いますが、私は当初より一貫して西飛行場の維持・存続を訴え続けて参りました。計画当初から、広島空港の旅客輸送の見通しに対して疑問があったからです。
 現在広島空港の稼ぎ頭である路線は東京便ですが、それは新幹線との競合で、おおよそシェアを二分する 状況にあります。出発までの待ち時間や移動時間、乗り換えの手間を考えると、体感的にはあまり変わらないということなのでしょう。
 私は新幹線の改良によって、この拮抗した状況はそう長くは続かないのではと考えてきました。改良による時間短縮や、リニア新幹線のような新技術により、国内旅客輸送における航空機の優位性は漸次減少していくでしょう。 広島空港は搭乗する以前に、アクセス面での不安定な要因が多いのでなおさらです。
 東京便で稼げなくなった広島空港は、毎年赤字を累積することになるでしょう。東京・名古屋間のリニア鉄道の開通が予定通り進めば、広島空港の寿命は 早ければあと20年ということもありえます。それは決してのんびりしていられるほど長い時間ではありません。
 その時に備えて、我々広島市民は西飛行場をベースに沖を埋め立てるなどの方法で、騒音問題に配慮した空港整備を進め、採算性のある優良な国際空港として育てていかなければならないのではないでしょうか。 広島市が国際平和都市を標榜しながら、航空アクセスを持たないという、お粗末な状況に直面することは避けなければなりません。
 一旦飛行場の用地を売却してそれを景気対策に充てた方がよいとの意見もあるようですが、管制が解除されている間に高層ビルが建ち、後々必要に迫られたときに管制圏が確保できないという可能性があり、私は反対です。
 加えて、みなさんが忘れてはならないのは、西飛行場の用地は県有地であるということです。広島市民以外は、基本的にこれを売却して県の財政健全化に充てる方が明らかにメリットがあると考えているでしょう。でもそれは広島市民にとってはマイナスだと思うのです。
 また、広島に縁の深い三菱重工はMRJという燃費・騒音等に配慮し、滑走距離の短い国産旅客機を開発し、実用化に向けて着々計画を進めているようです。この国産旅客機の完成によって、西飛行場の復活はより現実的なものとなり、再建に向けた大きな追風と なるでしょう。
 私は広島市の未来のために、広島市に空港を残し、早期の復活を実現しなければならないと考えますが、みなさんいかがでしょうか。


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座右の銘

「夫子の道は忠恕のみ」

受賞・表彰

呉市蔵本通りの設計に対して
日本造園学会より
「日本造園学会賞」を受賞

少年消防クラブでの活動に対して
消防庁長官より
「消防庁長官表彰」を受ける

陸上競技への貢献に対し
日本陸上競技連盟より
「秩父宮章」を受章

日華親善への貢献に対し
中華民国(台湾)より
「外交奨章」を受章