政令指定都市広島と県議会議員

 広島市に住む皆さんに、「身近な政治家といえば?」と尋ねれば、”市議会議員”との答えが多く返ります。「政令指定都市」広島を思う場面です。
 広島市民の生活に密着した行政事務の多くは、県ではなく”市に決定権がある”ということをみなさんよくご存じです。
 政令指定都市である広島市には、多くの事務権限が広島県から財源とともに移管されています。たとえば、市内の橋や道路、公共の施設といった、いわゆる”都市施設”の設置計画のような市民にとって身近で重要な決定が市によってなされています。 そのため、直接的な影響を感じにくい”県議会議員”の存在感は極端に薄く感じられてしまう部分はあるでしょう。
 ですが実際は、政令指定都市である広島市にとっても県の影響は”決して小さくはありません”。広島市民の生活が周辺の市町と益々緊密に関わって営まれていく中で、市のエリアよりも広範囲にわたって都市の構造を考え、計画していく必要性を感じる場面も増えているかと思います。 その役割を担うことができるのが、現状では広島県ということになります。
 県内には市町合わせて23の自治体がありますが、その全てに県政の影響が及んでおり、また一方で、県政の方もそこから何らかの影響を受けています。皆さんはこうした状況を見て、広島市民は何を意識せねばならないと思われるでしょうか。 それは、県政が”必ずしも広島市の利益を最優先に考えてはくれない”という点ではないかと思います。知事の意向が県政の方向性を決定し、議会がそれをチェックする中で、議会中に広島市民の利益を守る力が弱ければ、広島市民の享受する利益は削がれてしまうのです。
 みなさんにそのことを一番良く理解していただける例は、広島の空港事情でしょう。かつて広島空港といえば広島市にある”広島西飛行場”でした。当時は騒音等の問題はありましたが、市民にとって至便の空港でした。それが広島県のほぼ中央にある山中へと移っています。 沖を埋め立て、騒音問題を軽減しつつ空港を拡張する途もあったはずが、なぜこの結果となったのか。それは県議会を中心に様々な政治力が働き、妥協の産物として県のほぼ真ん中に、主要都市から離れた半端な結論が得られたということにほかなりません。
 この結論によって、広島市民は空港を利用するために40分のバス移動を強いられ、また、交通事故や渋滞での運休や遅延による不安定・不確実な利用を余儀なくされています。「空港は断固として広島市に」との主張が力を持ち得なかったのが悔やまれてなりませんが、 今となっては今後の対応に知恵を絞るしかありません。また回を改めて空港関連の意見を述べさせていただこうと思います。
 少し広いエリアで考え、最終的にはみなさんの身近なところに影響を与える県政です。また、広島市の予算よりも多い、9600億円もの予算を動かす県政です。この県政の場で、議員は譲れない利益については断固として主張し、理性的に粘り強く合意を引き出していかなければなりません。 これは非常に大切なことだと思うのです。県政が今後市民生活にどのような影響を与えることになるのか、そして県議会に熟練した、有力な議員を持つということが、広島市民にとっていかに必要か、それを考えることは、大いに意味があるのではないでしょうか。  


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座右の銘

「夫子の道は忠恕のみ」

受賞・表彰

呉市蔵本通りの設計に対して
日本造園学会より
「日本造園学会賞」を受賞

少年消防クラブでの活動に対して
消防庁長官より
「消防庁長官表彰」を受ける

陸上競技への貢献に対し
日本陸上競技連盟より
「秩父宮章」を受章

日華親善への貢献に対し
中華民国(台湾)より
「外交奨章」を受章